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✞ 0話 懺悔 ✞

2023/06/01
文字数:約270文字
 後悔はしない。

 人を好きになった事を、人をもてあそんだ事を、人を傷つけた事を。
 私は私が思うほど、『いい人』にはなれなかった。

 最初から私は、守り人さんが好きなふりをした。
 好きになった人には、永遠に思いを打ち明けることはない。
 祝福をされる事もなければ、この想いが届く事もない。
 許されない思いは飲み込んで、なかった事にしたかった。

 私は許される思いを、持ちたかった。
 その対象を、守り人さんにした。

 私は私に、うそをつき続けた。
 私は守り人さんに、うそをつき続けた。

 これは懺悔ざんげの物語。

 許されなくていい。
 私は、自分がひどい人間だと知っている。




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