ラベル 逃つ機:我考 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
✞ ☆番外☆ 成人式 ✞

✞ ☆番外☆ 成人式 ✞

文字数:約360文字  学校があったので、地元にいなかったので、成人式には出席しなかった。  後になって、母から 「何か届いていたよ」  と渡されたのは、成人式に欠席した人に届く記念品だった。  開けると「金魚草の種」と「コンドーム」が入っていた。  種は、 撒 ( ま ) ...

✞ ☆番外☆ 文通相手 ✞

✞ ☆番外☆ 文通相手 ✞

文字数:約426文字  専門学校に通っていたころ、小学校からの文通相手に実際に会った。  会ったのはこの時、一度きりだった。  彼女の大学に潜り込んで、講義を受けさせてもらった。  大学ってこんな場所なんだとわくわくした。  その後、彼女がやるキリストの劇を見て、帰った。 「...

✞ ☆番外☆ 中国の人 ✞

✞ ☆番外☆ 中国の人 ✞

文字数:約440文字  専門学校時代、クラスメイトに中国の人がいた。  4人兄弟と聞いて驚いたが、日本で勉強をするくらいなのだから、お金のある家と言う事だった。  お金があれば、子供をいくら作っても大丈夫というからくりを聞いて、ますます、驚いた。 「どうして、みんな一緒に、食事...

✞ 16話 紙飛行機の向こう ✞

✞ 16話 紙飛行機の向こう ✞

文字数:約549 文字  私は仕事をやめた。  辞職理由は『病気』だった。  病院には一切行っていない。書類上の理由が『病気』なことに笑った。  会社に行っていた頃、たくさん折った紙飛行機は部屋を埋め尽くした。  紙飛行機を集めた。  会社から持って来た個人情報満載の書類も集め...

✞ 15話 こたみちゃん ✞

✞ 15話 こたみちゃん ✞

文字数:約1047文字  昼間に会えなかったので、こたみちゃんは、「ちょっと遅くなってもいいなら家に行くけど?」と言ってきた。  それで良いよと返した。  こたみちゃんが私の家に来たのは、小学生の時に一度きりだった。その一度の記憶を元に、真っ暗な中やってきた。  ……いいよと言...

✞ 14話 家族 ✞

✞ 14話 家族 ✞

文字数:約855文字  家族にもバレた。  母は「死にたかったんでしょ!!一緒に死んでやる」と、私に向かって叫んだ。  自傷を知った親が、どんな対応をするものなのかは知らない。 「私なんかいらない」という母を、私は子供の頃から慰めてきた。 「あなたが死にそうになっても助けない。...

✞ 13話 五月病 ✞

✞ 13話 五月病 ✞

文字数:約907文字  会社へは電車で行く事もある。  その日は電車に乗っていた。 「あれ?カイヌシ??」  見ると、こたみちゃんだった。  高校卒業以降は連絡を一切取っていない。  久しぶりなこたみちゃんが、そこにいた。 「今、何しているの?私はね」  と近況の交換をして、...

✞ 12話 猫が噛む ✞

✞ 12話 猫が噛む ✞

文字数:約807文字   あげはちゃん ( 父方従姉妹 ) が、私と同じように試験を受けて合格をした。  あげはちゃんに最後に会ったのは、高校生の頃だった。数年ぶりに会ったあげはちゃんは、少しだけ落ち着いていた。  夜遊びをして、金髪ピアスだったあげはちゃんは、夜遊びをしない金...

✞ 11話 旅人さんと花見 ✞

✞ 11話 旅人さんと花見 ✞

文字数:約925文字  ある日の会社帰り。電車で帰るために駅に向かって歩いていた。  突然、後ろから「すみません」と声をかけられた。  振り返るとリュックを背負った男性が、いた。 「駅はどこですか?」 「向こうですけど……。私も今から行くので一緒に行きましょうか?」  私は自分...

✞ 10話 保険の仕事 ✞

✞ 10話 保険の仕事 ✞

文字数:約1123文字  年が変わる頃、父が言った。 「保険の仕事をしないか?」  何度も書いてきたように、私はお 喋 ( しゃべ ) りが苦手。  母は保険の仕事を即座に反対した。  母の反対は正しいが、恐らくそれは父から見たら過保護に見えたのだろうと思う。 「大丈夫だから...

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