ラベル 緘黙 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
✞ 13話 インナーチャイルド ✞

✞ 13話 インナーチャイルド ✞

文字数:約1325文字  予約した講座を忘れるという危うい状況で、もう一つ予約した講座がある。  『 宇宙講座 ( 仮の講座名 ) 』というもので……説明は難しい。自分でも何でその講座に行こうと思ったのか、謎でしかない。宇宙講座となっているが、『宇宙の話をする講座』ではない。 ...

✞ 22話 担任がいない ✞

✞ 22話 担任がいない ✞

文字数:約1035文字  教室内の空気はもっと異様だった。  泣きだしている女子がいる。あちこちで 囁 ( ささや ) き声が飛び交っている。  けれども、具体的な話は全く分からない。  が、教室の空気が『悪い事はこの教室内の出来事』という事を伝えてきた。  ホームルームにやっ...

✞ 19話 相談室 ✞

✞ 19話 相談室 ✞

文字数:約1257文字  相談室は保健室の隣にあった。  2年の途中から卒業まで、放課後は相談室に行った。  相談室は二つに分かれていて、片方は『相談する場所』片方は『先生がいる場所』だった。  最初は相談者がいても、「静かにしているなら、いてもいいよ」と言ってもらえていた。...

✞ 18話 相談室と教室 ✞

✞ 18話 相談室と教室 ✞

文字数:約972文字  2年も半ばになったころ、こたみちゃんと再び話すようになった。  正直、何がきっかけだったのか全く覚えていない。  とにかく、放課後になるとこたみちゃんが来て、私を保健室に連れ出す。  具合が悪いわけではなくて、保健委員になったから手伝えと言うのだ。  私は...

✞ 11話 推薦入試 ✞

✞ 11話 推薦入試 ✞

文字数:約1036文字  しつこいが、私はお 喋 ( しゃべ ) りが苦手だ。  私が何とか最低限のお 喋 ( しゃべ ) りをしていたのは、こたみちゃんがいたからだ。  受験の時、推薦入試が視野に入らなかったのは『面接』があったから。   ホタルちゃん ( 母方従姉妹 ) ...

✞ 6話 喋らない子 ✞

✞ 6話 喋らない子 ✞

文字数:約1473文字  小学生の時から、あまり 喋 ( しゃべ ) らない子が気になっていた。  彼女とは小学校でクラスが一緒だった。名前はカワムラさんと言った。  中学の1年生までは一緒のクラスで、2年からは体育の時間だけ一緒になった。  お互いに 喋 ( しゃべ ) ら...

✞ 11話 虫歯の作文 ✞

✞ 11話 虫歯の作文 ✞

文字数:約912文字  毎年、虫歯の作品の受賞者は、全校集会でその作文を読む。  いつもは「早く終わらないかな」と思っている集会。  その年は「こんな風に書くと選ばれるんだ」と思いながら聞いていた。  そして、次の年は前年の作文内容を思い出しつつ、自分の作文に取り入れてみた。 ...

✞ 10話 道徳の時間 ✞

✞ 10話 道徳の時間 ✞

文字数:約1166文字  何度も言うが、私はお 喋 ( しゃべ ) りが苦手だ。  授業中に手を上げることもないし、意見を言うこともない。  そんな私が、一度だけ意見を言ってしまったのは、道徳の時間だった。  最初に物語を読んで、いくつかの意見が出てくる。  その中で2つ対立す...

✞ 6話 男の子の疑問 ✞

✞ 6話 男の子の疑問 ✞

文字数:約1139文字  こたみちゃんは誰とでも仲良くなる。それは、男の子でも例外ではない。  その男の子は、学級委員の真面目な子だった。  けれども、こたみちゃんとはふざけ合う。仕掛けるのは大抵こたみちゃん。  私はそれを黙っていつも見ていた。 「あいつって、ほんとジャガイ...

✞ 13話 人形の記憶2 ✞

✞ 13話 人形の記憶2 ✞

文字数:約969文字  もう一つ、おひなさまの話。  5歳の大掃除の時間だった。  みんながホウキやチリトリ、 雑巾 ( ぞうきん ) を手に掃除をしていた。  私は、言われた場所をやり終わって、次は何をしたらいいんだろう?早く掃除が終わらないかなと思っていた。  何かをし...

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